1897年9月25日は、ノーベル文学賞を受けたアメリカ文学の巨匠、ウィリアム・カスバート・フォークナーの生まれた日です。アメリカ南部、ニュー・オールバニーに生をうけています。文学少年で詩を読みふける毎日。が、1918年には英国空軍に入っています。実戦に出ることはありませんでしたが、若き日には、さも実戦に参加したかのような武勇伝を友人には語ったという。
1931年に『サンクチュアリ』が出版されて、ようやく名前が知られるようになります。1932年にはハリウッドに行き、MGMと契約。もちろん脚本を書く約束で。ハリウッド映画の大物監督、ハワード・ホークスに気に入られたようです。
1933年に「ウェーコ」を購入しています。これは単葉機に付けた愛称。この飛行機に乗る時には、白いシャツに、ネクタイ代わりのスカーフを結んだ。それは今に残る写真にも写っています。襟の下にスカーフを通して、ゆるく結んでいるのです。(服飾評論家・出石尚三)