ウィゴーは5月、強みのあるZ世代を対象とした「ウィー・ラボ研究所」を開設した。「ダンス」「地雷系女子」「推し活」など趣味や嗜好(しこう)に特化した複数のインスタグラムのアカウントを通じてリアルな情報を取得、コンテンツ化してウェブに随時公開する。「SNSのリーチ数は圧倒的。事業にも生かせる」。担当取締役の望月大作さんは自信をのぞかせる。
【関連記事】ウィゴー SNSを生かした調査機関を立ち上げ 若者のニッチな声集める
「わかってる」の評価
立ち上げのきっかけは、新型コロナで初めての緊急事態宣言が出た20年春。現PR販促部メディアチームの増田達哉さんは、本店のある原宿・竹下通りの閑散とした様にがくぜんとした。しかし、手をこまぬくわけにはいかない。いつかはコロナ禍も明ける。そこに向け、SNSによる濃いコミュニティー醸成に取り掛かった。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!