ウィゴー SNSを生かした調査機関を立ち上げ 若者のニッチな声集める

2023/05/18 11:00 更新


「リアルで深い」若者の声を調査する「ウィゴーラボ」

 ウィゴーは、趣味嗜好(しこう)でつながるコミュニティー起点の調査機関「WE LABO[ヒト・コト・モノ・バ]研究所」(ウィゴーラボ)を立ち上げた。

【関連記事】ウィゴー リメイク古着販売を開始

 同社はファッションだけでなく、カルチャーやライフスタイルを表現し、若者の〝自分らしさ〟を尊重することを企業理念としてきた。理念を具体化する施策として、20年秋からはインスタグラムで、同社スタッフとファンがつながる趣味嗜好特化型コミュニティーアカウントを複数運営している。

 アカウントは、現役女子高生アンバサダー「アオハル部員」による学校生活にまつわる情報アカウント「ウィゴースクール」、サブカルチャー好きの若い女性向けコミュニティー「サブカル地雷/地雷系女子」など。現在は全国160店のスタッフが参加し、総フォロワー数40万人まで成長した。

 こうした規模感を生かすために、新たに立ち上げたのがウィゴーラボだ。各コミュニティーでのコミュニケーションやアンケートなどで「リアルで深い」情報を収集・整理して公開する、オウンドメディアコンテンツとして運営する。

 今後はZ世代を中心とした若者の声を、ニッチに細分化して吸い上げられることを強みに、市場調査や商品開発の参考情報の獲得に活用していく計画だ。

関連キーワードデジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事