W&Dインベストメントデザインがニットプランナーの事業を譲り受け 再建に〝ナルミヤの経験〟活用

2023/10/11 07:59 更新有料会員限定


左からW&Dインベストメントデザインの栗本氏、ナルミヤの國京氏、W&Dの田口氏、日本政策投資銀行の出口俊介氏

 ファッション特化型のファンド、W&Dインベストメントデザイン(東京、田口敬二郎・栗本興治代表取締役)は、ワールドインベストメントネットワークとナルミヤ・インターナショナル及び日本政策投資銀行に対してトラッキングストック(事業部門・子会社の業績に株価が連動するよう設計された株式)を割り当てて調達した資金をもとにKP(東京、董世軍社長)を設立、ベビー・子供服企画・卸売りのニットプランナー(東京)の主要事業を譲り受けたと発表した。再建を主導するナルミヤの國京紘宇社長は、「(ナルミヤの)過去の失敗が生かせるはず」と再建に自信をのぞかせる。

(永松浩介)

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 ニットプランナーは21年1月期決算で債務超過に陥っており、10月3日に自己破産を申請、経営破綻した。KPは、4ブランドを運営しつつ、ワールドとナルミヤが持つ事業運営ノウハウやプラットフォームを活用、中長期的に企業価値の向上を目指す。新会社の董社長は、旧会社の上海子会社の総経理だった。

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