インコントロは今年9月、東京・南青山3丁目に「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の旗艦店を移転オープンした。2階建ての路面店で、1階には日本1号店のカフェも併設した。総売り場面積は約460平方メートルと日本最大規模だが、扱う商品はグローバルのメインラインのみ。海外、日本国内ともに成長を続けるなか、一段とブランド価値を高めるコミュニケーションに独自性を出す。英ヴィヴィアン・ウエストウッドのカルロ・ダマリオCEO(最高経営責任者)に成長を支える20代に響く店作りや消費傾向について聞いた。
(須田渉美=本社編集部)
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英ヴィヴィアン・ウエストウッドは日本で伊藤忠商事と30年以上にわたって信頼関係を築いてきた。昨年11月にはブランド力の強化に向け、新生インコントロ社を設立して事業体制を再構築するなど「素晴らしいチームで発展できている」とダマリオCEOは話す。
日本はアジア最大の市場で、60店を超える店舗がある。24年の店舗・EC売り上げは前年比18%増の約130億円。メインラインのジュエリーとバッグが好調だ。90年代や80年代のブームを追い風に、今の20代もヴィヴィアン・ウエストウッドへのリスペクトがある。オーブモチーフのアクサセリーは今なおヒット商品だ。
時代が変わる節目
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