夏休みが始まり「体験格差」という言葉を目にするようになった。学校外での体験が、親の仕事や家庭の経済状況などを理由に限られてしまう子供たちがいる。自然とのふれあい、文化芸術やスポーツなどの経験は、子供の心身の成長に大きく影響する。
ファッションビジネス業界ではこの時期、職場体験やワークショップなどのイベントを企画している企業も多い。数年前に取材した子供服ブランドの催しは、ブランドミッションに関連した自然や化学を取り入れた講座で、自由研究にも使えると盛況していた。
記者の長男は今夏3歳になったばかりだが、「体験」は常に探している。とはいえ特別なものではない。買い物もビッグイベントだ。梅雨入り前に初めての傘、レインコート、長靴を買った際は、店員と話しながら本人に選ばせた。
購入品は長男の大のお気に入りになり、「一緒に買ったね」「自分で選んだよ」と今でもうれしそうに話している。よくしてくれた店は、今後も応援していこうと思う。買い物のような小さな体験も子供にとっては大きな挑戦で、それが自信にもつながるようだ。
(衣)
