《視点》リサイクル

2024/08/21 06:23 更新


 プラスチック資源循環促進法施行の影響か、ごみの分別を細分化する自治体が増えているようだ。ごみの分別ルールは地域によって異なるが、記者の住む自治体は今春からプラスチック製品のごみ出しルールを変えた。今まではペットボトル以外は全て可燃ごみだったが、資源ごみとして別の日に集めるようになった。

 プラスチック容器の汚れを洗って乾かし、分別する作業は以前から行っていたが、時間も手間もかかるのがシールをはがす作業。紙のシールは燃えるので、プラスチックと分別する必要があるが、はがしにくく部分的に残ることが多くて困る。ペットボトルのように初めからリサイクルを想定し、のりが弱いラベルシールを使うなど工夫してくれると助かるのだが。

 プラスチックより以前から、大半の自治体で資源ごみとして回収しているのが古紙や古布。破れたり汚れがひどい衣類は気兼ねなく捨てられるが、ごみ置き場に出しにくいのがリユースできない状態ながら傷が無いスーツやコート。家電のように洋服も、もっと多くの店で他店で買った古着も回収してほしい。古着を持ち込むついでに新しい服を買う客も増えると思うが、いかがだろうか。

(陽)



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