《視点》異常気象とアパレル

2021/09/08 06:23 更新


 東京では8月までの暑さがうそのように、9月に入ったとたんに肌寒ささえ感じるほどに気温が下がった。なんと10月並みの寒さという。雨の影響が大きいがこんなにも急に寒くなってはたまらない。しかし、予報では再び暑さが戻ってくるらしく、寒暖差に風邪をひきそうだ。

 こうした急激な気温の変化が多くなったのも、温暖化などによる異常気象の一部なのだろうか。8月にも線状降水帯による長雨で気温が急激に下がった時期があった。かと思えば世界に目を向けると、記録的な猛暑で大規模な山火事が発生している国もあるなど、本当に気候が年々不安定になっている気がする。

 アパレルは気温に左右される要素が大きい。売り場の取材をしていても最近はコロナ禍も相まってか「何が売れるか本当に予測しづらい」という声もよく聞く。在庫問題も叫ばれている中で、売り逃さないためにと多く在庫を抱えることも難しい。

 最近では気象データなどとAI(人工知能)を組み合わせた需要予測ツールなどの開発も進んでいるが、まだ実用化には至っていない。今後も異常気象は続いていくであろう中で、アパレル小売りの販売手法はどのように変化していくのか、注目している。

(海)



この記事に関連する記事