子供の誕生日プレゼント、久々に買い替えたベルトなど、最近買ったものはどれもネットで下調べをしていたことに気付いた。公式ホームページやユーザー評価、動画などを見て、点だった情報に肉付けをしていく。関心のなかったことでも不思議と多少は分かった気になってしまう。
様々な業種の大手企業がSNSマーケティングに「ユーチューブ」を活用している。音楽をはじめ、ゲームや玩具メーカー、自動車メーカーなどが公式チャンネルを設け、ファッションブランド・企業からの参入もある。ある調査によると最も購入動機となるSNSはユーチューブという結果もあった。
インスタグラムの話になってしまうが、最近取材した某ブランドの店長は、公式アカウントとは別に、店独自のアカウントを有効活用。公式よりも早く多彩な情報を発信することの手応えを語っていた。
公式サイトがあることで、特定のモノに対して安心をし、関連情報を集める消費者は少なくない。公式があるからこそ、多くの人が受け入れ、公式にない話題で盛り上がりが生まれるのかも知れない。どれだけ親和性があるかはよく分からないが、ファッション企業のユーチューブ活用に発展を期待したい。
(畔)