《視点》前年を前提にせず

2020/08/07 06:23 更新


 ファッションビジネスに関わる多くの企画担当者が来春夏企画に悩んでいるようだ。大きいのは今春夏商戦結果が通常の需要を反映することなく終わったためだ。

 実店舗が一定期間、締めざるを得なかったほか、家中心の生活となったこと、コロナ対策を基本に据えた消費とならざるを得なかったことなど様々な要因があり、その結果からは来春夏の企画が定めづらくなっている。いわば前年実績をベースにできなくなっているのだ。

 この間の取材では、来春夏はコロナ禍による生活意識や消費の変化を受け止めた上で、各ブランドの特徴や強み、本来の時代感やトレンド体感を基本に、データや前年実績にとらわれないMDを進めるチャンスだという声も聞かれた。

 多くは来春夏も大幅に減産する構えだ。企画数も減らすだろう。よりベーシックな企画に集中していくことは普通に想定されるが、その中でブランド特性をより発揮し、今までの技術やノウハウの蓄積を生かし今の市場に向き合うことが求められている。これまではMDや企画が前年の結果に左右されすぎていたのかもしれない。

(武)


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