《視点》備えあれば

2019/11/19 06:23 更新


 今秋は自然災害が相次いだ。温暖化の影響か、年々台風の規模が大きくなり、その猛威と被害が甚大になっている。この業界でも、店舗や工場、物流網に被害が出た企業もあった。

 こうした中、思い出したのは、以前取材した大手量販店のBCP(事業継続計画)担当役員の話だ。その人は「自然災害だけでなく、日常でも何らかのアクシデントはあるものだから、イレギュラーな対応そのものも通常の業務の範囲内で想定し、対策を立てておくべきだ」と話していた。つまり、日ごろから原材料の調達や生産、配送に対してリスクを抽出し、解決の手をあらかじめ打て、ということだ。

 同社は大雪で交通網が寸断され、山間地の店舗に商品を供給できない事態があった際、ヘリコプターで緊急配送した。同氏によれば、「ヘリについては夏場の渋滞を予想した代替輸送手段の一つとして、その手配や着陸地の選定をあらかじめ済ませていた」とか。「災害が大規模になったときは、日常的な備えていた仕組みをどう組み合わせるか、決めればよいだけ」という言葉にうなった。参考にしたい。

(潤)


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