ハイキング用品関連の取材を強化していることもあって、最近山歩きに凝っている。
ザックやシューズなどを買い揃えて、毎週末、東京近郊の山や渓谷に出かけているのだが、携帯電話の電波も通じない自然の中を歩いていると、心が落ち着いて良いものだ。
登山の愛好家は年配者が多いイメージだったが、想像以上に若いハイカーの姿も見かける。学生のグループやカップルなど様々だが、街中と同じく自撮りや動画撮影を楽しんでいて、自然の景色も〝映える〟存在のようだ。
実際、霧に包まれた杉林や涼しげな滝は都心では絶対に見られない光景で、記者もついカメラを向けてしまう。同時に自然環境の大切さを実感し、取材でサステイナブル素材の紹介を受ける時など、以前より熱心に話を聞きたいと思うようになった。
こうした発見は現地に足を運ばなければ得られないものだった。何事も実際に行って、見て、触れるべきだと改めて思う。地球温暖化の影響は、外に出るたびに嫌でも感じているのだから。
(夏)