ベトナムでアパレル生産停滞 「8割の工場が操業停止」

2021/08/20 06:28 更新有料会員限定


 新型コロナウイルスの感染爆発、ロックダウン(都市封鎖)状態の継続、従業員の生活を職場に集約する「工場隔離」規制により、ベトナムでのアパレル生産が停滞している。商社などによると、「現在協力工場は稼働していない」「縫製工場の8割が操業停止」と深刻だ。今秋冬物の一部で納期遅れが生じ、22年春夏生産も見通せない。ただ、市や省、地域によって規制の期間や内容などが異なり稼働状況は様々。通常稼働できている工場もある。

(高田淳史)

厳しい稼働条件

 マツオカコーポレーションは、ベトナム国内に4カ所(4地域)工場を持つ。18日現在すべて通常稼働しているが、ここ数日の感染拡大を受け、うち2地域で行政から条件付き操業制限の通達が届いた。内容を精査し、稼働継続に必要な申請手続きを行う準備をしている。

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