春らしい鮮やかな色のトップが売れている。注目は桜のようなピンクや黄緑色、ビタミンカラーだ。これからの時期に活躍しそうなアウターは、様々な種類が出ている。ミドル丈のトレンチコートやフェイクレザーのブルゾンなどの反応がすでに良い。アイテムは他にジーンズが好感触で、引き続き期待する。オケージョン向けのジャケットやパンツ、ドレスを充実する店もある。(価格は税込み)
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アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店
アクセントになる色と素材
ビタミンカラー、表情のある素材のアイテムが充実する。先月のテーマである「+エッセンス」の流れを引き継いだもの。色はより鮮やかに、素材はより軽やかになった。「いつものスタイリングに一点加えることで新鮮になる」と薦める。同様に、トッピングアイテムにも力を入れる。
実売期のアウターも強化する。現段階で反応が良いのはミドル丈のトレンチコートやフェイクレザーのブルゾン、凹凸感のあるカーディガンなど。トレンチコートはテントシルエットのバランス、ジャケットやブルゾンはコンパクトなサイズ感が受けている。昨秋冬に学び、薄手のアウターは「秋冬にも活躍しそう」との声もある。売り逃しがないように提案していく。
ローズバッド新宿店
普段使いの春アウター
イチ押しは、オリジナルのリネン調のテーラードジャケットと、「ミチ」のチノクロスのノーカラーコート。通勤ではなく、普段使いのアウターとして薦める。ミチのコートはまだ動きは鈍いが、22年春に人気だったデザインのリバイバル。今回は軽やかな膝丈が特徴だ。〝縦売れ〟に期待する。