盛夏アイテムとともに、プレ秋企画の鮮度が高い商品が大きく伸ばした。盛夏物はセール前のプロパー販売が早くから売れたことから、在庫薄状態だった。セールに代わって主役となったのが端境期のプロパー商品で、プレ秋物企画を中心に活発に動いた。秋の色柄で薄手素材のワンピースやブラウスなど、1枚で長く着られる商品の売れ行きが良かった。プロパー商品の売り上げ増で客単価が上がり、粗利益率の改善につながった。色、柄や装飾性のあるものが浮上しており、秋冬に向けてトレンドやモードの打ち出しを強める。(価格は税込み)
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売り上げは6%増。セールもプロパーも前年実績を上回っている。好調ブランドは「ガニー」「フェティコ」「コトハヨコザワ」などで、フェティコは前年の倍以上の売れ行き。チュールベストやロンパースなどで指名買いも多い。「マリーン・セル」のセカンドスキントップも定番人気で、今月はアーガイル柄など新作も入荷している。好調アイテムは、カットソートップが75%増、パンツが3倍。カットソーはガニーのロゴTシャツやマリーン・セルのセカンドスキンシリーズが引っ張っている。パンツはコトハヨコザワの変形ジーンズや「オーラリー」の5ポケットデニムパンツが好調。コトハヨコザワでは、デニムのブーツカバーが即完売するなど目新しいアイテムも動いている。雑貨は「ラストフレーム」のニットバッグがインバウンド(訪日外国人)も含めて売れている。
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