アーバンリサーチのレディスブランドの19年秋冬は、20代向けの「KBF」でアシンメトリーデザインの商品を組み合わせたスタイルを提案する。30代向けの「KBF+」はリブランディングし、オン・オフどちらでも着られる商品や高単価な商品を増やす。両ブランドでターゲットを絞り込み、スタイリング提案を強化する。
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着こなし楽しむアシンメトリー
KBFは「インパーフェクション」をテーマに、アシンメトリーのアイテムをレイヤードしてスタイリングを完成させる。ターゲットは25歳前後で、個性のあるデザインで差別化する。コーデュロイ風のシアーシャツには、アシンメトリーのニットベスト、フリンジの付いたベロアパンツを合わせる提案。セーターとニットベストのセットは単体で着たりボタンの留め方を変えたりすることで、5通りの着方が楽しめる。
キーカラーはミントやパープルなど、カラフルでくすんだ色が多い。トレンチコートはケープ風に仕上げて、女らしさと遊び心を両立させた。

オンオフ着られ上品イメージ
KBF+は「モーメント」をテーマに、動いた時になびくようなシルエットの商品を多くする。キーカラーはくすんだパープルやブルー。オンでもオフでも着られるようにし、ボウタイブラウスにはコーデュロイのジャケットとワイドパンツのセットアップを合わせる。体にフィットするニットにプリーツスカートなど、メリハリの付いたスタイリングも見せていく。
今季からリブランディングし、ターゲットを30代のライフスタイルも大切にする働く女性に再設定した。オン需要に応える商品が多かったが、オフでも着られる商品を増やし、大人の女性の上品さもイメージした。素材にこだわったラムレザーのジャケットやラクーンのセーターなど高単価な商品も差し込んでいく。認知度を上げるために、期間限定店なども予定している。
