URドアーズ、大型店の開発進める

2015/03/31 06:54 更新


 アーバンリサーチは、ライフスタイル提案型のセレクトショップ「アーバンリサーチドアーズ」の15年1月期の売上高が約25%増で予算を上回った。今期は460~500平方㍍の大型店開発を強化する。新店は春に7店、秋に6店で、前年に続く2ケタ出店を計画する。今期は売上高130億円を目指す。

 前期は12店を出店し、既存店でも前年実績を維持した。メンズドレスラインの「ライフスタイルテイラー」や食品の「ドアーズグロッサリー」、機能素材をタウンユースに取り入れたメンズ「エムティーデザイン3776」などハウスブランドを育成し、ワークショップをはじめとする〝コト提案〟を大幅に増やして増収につなげた。

 ハウスブランドは担当者を明確にし、専任スタッフによる商品開発が実った。ワークショップは14年に大幅に増やし、年間60回近く実施した。開催地の近くで活動する作家を招くなど内容も充実。ドアーズのワークショップへの評価が高まり、自店内だけでなく、ディベロッパーからの場所の提供もあった。

 ワークショップによって本部と店頭との一体感も強まった。「顧客を楽しませよう」という思いを共有し、店頭スタッフが育ち、現場の士気も上がった。

 期末店舗数は48店。売り上げ構成比はアパレルが7割、服飾雑貨が2割、生活雑貨が1割。伸び率は生活雑貨の中の食品が最も大きかった。

 今春はマロニエゲートへの出店に続き、4月にららぽーと富士見にカフェ併設型で約760平方㍍、クレフィ三宮にもカフェ併設で約560平方㍍の大型店を出す。ハウスブランドが育ち、14年秋冬から「スノーピーク」のアウトドアグッズの扱いを強化するなど提案の幅が広がったため、大型店を開発する。

 このほか4、5月に、コクーンシティ、アミュプラザおおいた、東京・虎ノ門に出店する。



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