アーバンリサーチ 2ブランドの主要店で戦略的なリニューアル

2023/10/04 06:30 更新有料会員限定


クリーンで洗練された店作りを狙った「アーバンリサーチ」ルミネ大宮店

 アーバンリサーチは、「アーバンリサーチ」ルミネ大宮店、「センスオブプレイス・バイ・アーバンリサーチ」(SOP)グランフロント大阪店をリニューアルした。どちらも戦略的な改装で、面積は従来のままだが、服飾雑貨の「ロデスコ」を充実するなど売り場効率の向上を狙うとともに、より楽しい店作りを目指した。とくにSOPは、レディス売り場を拡充するだけでなく、地元のコーヒー店や銭湯と協業したユニークな〝仕掛け〟も繰り出した。

(小畔能貴)

【関連記事】アーバンリサーチ2~7月、過去最高の営業利益へ 実店舗の伸び大きく

 アーバンリサーチルミネ大宮店は、ブランドロゴをのせたエンジ色の壁で視認性を向上させるとともに、アンティークと新設の什器を組み合わせるなど、クリーンで洗練された〝今〟の空気を表現することを目指した。

 バッグ、シューズを中心とするロデスコのゾーンをさらに際立たせ、改装オープンに合わせて「ビンテージマーケット」や「シオタ」などのポップアップショップも複数打ち出した。内装だけでなく、品揃えについても積極的に最新のアーバンリサーチをアピールし、トレンド性と話題性を常に欠かさないようにしていく。顧客の多い店なので、売り場の声もしっかり取り入れながら実現する。

 旗艦店に位置付けるSOPグランフロント大阪店は、レディス売り場を約1.5倍に拡大し、商品陳列量を増やした。SOPが立ち上げから10年を迎え、新しさを盛り込むことも目的とした。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事