ユニクロ、古着販売を事業化へ 原宿で期間限定店

2023/10/11 17:30 更新


期間限定店を通じてリサイクルの取り組みの認知向上を図る

 ユニクロは客から回収した古着に製品染めや洗い加工を施して販売する「ユニクロ古着プロジェクト」を開始した。10月11~22日に原宿店で期間限定店を出す。回収した自社商品の難民への寄贈、店頭でのリペア・リメイクサービスも行っているが、古着の再販も行い、循環型のビジネスモデルを目指す。

【関連記事】ユニクロの9月既存店売上高 秋物動かず4.6%減

 06年から古着回収を開始し、これまでに累計5500万点を難民などに寄贈してきた。現在も年間700万点を寄贈しているが、回収量が多いため、有効活用の手段として再販することにした。原宿店には小松マテーレの「ガメダイ」で製品染めを施した古着と洗浄済みの古着を常時400~500点置く。

 シャツやフリース、スウェットトップのほか、ジーンズやチノパン、Gジャンやセーターが並ぶ。製品染めや洗い加工で新品とは違う表情を楽しめ、1000~4000円程度で買える。

 ファーストリテイリングは持続可能性と事業の成長の両立に向け、循環型ビジネスモデル構築を進めている。今回の期間限定店を活用し、取り組みの認知拡大と、回収した使用済み衣料の販売ノウハウを蓄積し、事業化を目指す。

回収した衣料も販売し循環型ビジネスを目指す

関連キーワードサステイナブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事