【パリ=松井孝予通信員】ユニクロが9月15日に発売する英国人デザイナー、クレア・ワイト・ケラーを起用した新ウィメンズコレクション「ユニクロ:シー」のグローバルプレスレビューがパリで開催された。20年に「ジバンシィ」のアーティスティックディレクターを退任したワイト・ケラーのカムバックとあり、国外を含む多くのメディアが注目した。
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会場はエッフェル塔の眺めが美しいロフト。ワイト・ケラーの要望を反映し、英国とパリのエッセンスを交えたボタニカルガーデン風の演出の中で、ウェアとアクセサリー34アイテムが披露された。
コレクションは計算されたカッティングとディテールで、縦のラインがすっきりと美しいリラックスシルエットを描く。クリームイエロー、ピンク、ブルーなど優しいニュアンスのトーンで、どのアイテムとコーディネートしても雰囲気を変えながらスタイリングでき、ワイト・ケラーが得意とするクワイエットラグジュアリーな着こなしも楽しめる。
本人が気に入っているというタイムレスなトレンチコート、季節の変わり目にも着られるシーズンレスなプリーツカラーブロックスカート、コート丈のフリース、パフテックのアウターなどユニクロらしいアイテムで、同社の価格ラインに合うパフォーマンスを追求した。
レザータッチラウンドショルダーバッグやコンフィールタッチシューズラインは従来より完成度が高く、注目を集めていた。