ユニクロ浅草、あすオープン 地元に根差した販促や売り場作り

2021/06/03 06:26 更新


地元の職人が作った巨大ちょうちんが入り口には飾られる

 ユニクロは6月4日、「ユニクロ浅草」をオープンする。地元の店や職人、企業と協業し、独自の販促を行うほか、同店限定商品も販売する。

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 ユニクロ浅草は、東京楽天地浅草ビルの1、2階にあり、売り場面積1980平方メートル。1階の入り口は2階までの吹き抜けになっており、地元のちょうちん屋、大嶋屋恩田が作成したユニクロのロゴが入った巨大なちょうちんが飾られる。1階はウィメンズフロアで、2階はメンズとキッズ売り場とUTストアがある。1階には原宿やユニクロトーキョーと同様、花屋を設置する。

 2つのフロアの随所には地元の職人や企業が作った雪駄や革小物などがユニクロの商品とともにディスプレーに使われており、商品説明には江戸文字のPOP(店頭広告)を使っている。試着室に面した壁は1階は昭和、2階が令和の浅草の風景写真を飾り、地元にゆかりのあるアーティストのイラストも描かれるなど、地元とのつながりを強く意識した店になっている。

 ユニクロは大型店の出店に際し、各店舗ごとの特徴や役割を明確にした店づくりを志向している。今回の浅草店では、観光地でありながら、地元で働く職人や人力車の車夫など浅草に根付き、暮らしている住民やその文化を店のディスプレーに取り入れることで、観光客と地元客の双方に支持される店を目指しているようだ。



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