ユニクロの21~22年秋冬シーズンは、コロナ下での生活を前提に身近なコミュニティーで過ごすときに使える商品の提案を増やす。生活シーンを四つに分け、オン・オフどちらの場面でも使えるカジュアルウェアを企画した。ウィメンズ、メンズ双方でこれまでに購入客から寄せられた声を反映し、商品をアップデートしている。特に肌触りの良い素材を使ったりパターン変更で着用時の動きやすさを向上させるなど、着心地や快適性を意識した商品が多い。家で過ごす時間の増加を背景に「ヒートテック」の寝具も新商品を出す。
【関連記事】ユニクロ 「マメクロゴウチ」と初の協業商品
四つの生活シーンに合わせた提案の一つが、街でも自然の中でも着られるアイテム。ウルトラライトダウンはウィメンズでキルティングのステッチをダイヤ柄(ジャケット5990円、コート7990円)にした。メンズはウェーブキルトで仕上げ、ジャケット以外にベストも出す。ウィメンズのジーンズは全てハイライズにしてはき心地を楽にしたほか、ペグトップのシルエットも新たに加わる。柔らかいスフレヤーンのセーターをメンズでも4型企画した。
アウトドアシーンを想定した提案では、ウィメンズでボアフリースのジャケット(3990円)やノーカラーコート(3990円)を出す。ウィメンズのファーリーフリースのアイテムの一部にはペットボトルの再生ポリエステルを使用することにした。女性客に人気のメンズのスウェットパーカを今季はウィメンズ用でも出す。シームレスダウンジャケット(1万2900円)は肩回りのパターンを見直し、腕が楽に上げ下げできるようにした。
街で着るクリーンな着こなし向けにスフレヤーンのニットワンピース(3990円)を出す。チェスターフィールドコート(7990円)は購入客の要望を反映し、前シーズンより丈を長めにして、サイドスリットを入れた。
ルームウェアではサテンのドレープパンツ(1990円)をしわになりにくいよう、生地を厚手にする。ヒートテック寝具では、肩掛けやひざ掛けとして使えるブランケット(1990円)、枕カバー(1490円)、敷パッド(シングル4990円)を新たに出す。