動画クリエイターが集う注目イベント「U-FES」に潜入

2018/08/25 12:00 更新


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 将来なりたい職業に〝ユーチューバー〟がランクイン。そんなニュースを聞く度に驚かされるが、今の若年層にとっては彼らがとても身近な存在になっている。「暇な時はユーチューブを見る」「芸能人よりもユーチューバーが好き」という声は、ティーンたちから当たり前のように聞こえてくる。何が若者を熱狂させるのか…。その実態を探るべく、動画クリエイターが集う日本最大級のイベント「U-FES」(ユーフェス、UUUM主催)に潜入してみた!

目玉はミュージック

 今年のユーフェスは4、5日に、東京・有明のTFTホールで開かれた。記者が取材に訪れたのは2日目。到着したのはグッズ販売が始まる朝9時。広報担当者に導かれ、販売会場に向かうと購入待ちの長蛇の列が! 公式の整列開始は午前7時30分からだが、6時30分には会場に到着していた人もいたようだ。販売開始から約30分後には、ヒカキン&セイキン、アバンティーズ、おるたなチャンネル、水溜りボンド、カリスマブラザーズのTシャツで一部のサイズが完売していた。恥ずかしながら、記者はヒカキンしか知らなかった…。

朝9時過ぎのグッズ販売会場には購入待ちの列が
朝9時30分ごろには完売する商品も

 グッズ販売会場を離れ、次に向かったのは、女性クリエイターと来場者で今時の女心をシェアする「ユーフェス・ガールズ」。くまみき、木下ゆうか、関根りさら約15組のクリエイターが次々登場し、脈アリ診断恋愛クリニックや本当にあった怖い恋の話、占いランキング、女子力対決などで盛り上がっていた。女性同士に特有なのか、クリエイターとファンの一体感があって会場は和やかな雰囲気だった。ここで登場したクリエイターもまた誰一人として知らない記者であった…。もっと勉強せねば!

「ユーフェス・ガールズ」での一場面。メッセージの内容が脈アリか、脈ナシか、クリエイターが診断した

 次に向かったのは、ユーフェス最大の目玉「ユーフェス・ミュージック」。これまでユーフェスで人気だった音楽ライブが単独イベントとして独立したもので、クリエイターのスペシャルライブが楽しめる。午前11時30分の開場とともに、長蛇の列が次々に会場に吸い込まれていく。なかなか途切れることのない行列は約1000人! 若い女の子たちのお目当ては、アバンティーズ、フィッシャーズ、水溜りボンド、カリスマブラザーズが多いようだった。

 12時30分に開演すると、響く響く黄色い声援! しかし、記者はお決まりの「この人たちは誰だろう」状態…。会場の盛り上がりに置いていかれながらも、ファンの熱はひしひしと伝わってきた。支持するクリエイターが目の前で必死に歌ってくれる。その姿はファンにとって貴重な体験で、著名な音楽アーティストのライブとなんら変わりのないものなのだろうと感じた。

「ユーフェス・ミュージック」のオープニングはヒカキン&セイキン。会場は一気に最高潮に
アンコールでは、ライブに登場した全クリエイターがステージに集合した

ファッションは様々

 約2時間のライブを堪能した後は、ユーチューバー好きな女子たちのファッション事情を探るべく、スナップを開始した。中心来場者層は10~20代前半の女性ながら、ファッションのテイストは多種多様。カジュアルからフェミニン、甘め、辛めと来場者層の幅広さを感じた。声をかけた女の子は、都内を中心に千葉、埼玉、山梨、静岡、滋賀などから訪れており、今回初めて来場した人も少なくなかった。「お気に入りのユーチューバーに実際に会ってみたくて」足を運んだようだ。

 よく目に付いたのは、公式Tシャツ(3500円)。ホッケー、野球、サッカーのユニフォーム調の3種があり、推しクリエイターの名称が入れられるというもので、事前に公式ECサイト「MUUU」で予約販売したところ、好調な売れ行きだったとか。

 私服の女の子から挙がったよく服を買う店・ブランドは、「アンドマリー」「ジェイダ」「スパイラルガール」「バブルス」「メリージェニー」「リゼクシー」「リリーブラウン」など。「スタイルナンダ」「ホットピング」などEC中心の韓国ファッションの名前がよく挙がる印象も受けた。

「ユーフェス」のために滋賀から来た2人は2日間連続で来場した
千葉、東京から来た3人組の大学生は、仲良く公式Tシャツを着用
埼玉から来た2人は、水溜りボンドのカンタの大ファン。「ユーチューブは面白いし、癒やされる」という

 スマホでよく見るアプリは、圧倒的にSNS。インスタグラム、LINE、ツイッターがほとんどだった。ユーチューブの視聴タイミングについて聞くと、就寝前や電車などの移動時間と答える子が多かった。配信時間が決まっているクリエイターもいるようで、そのタイミングでユーチューブを開くという子もいた。

 記者はスナップを終えて会場を後にした。ほとんどのクリエイターを知らなかったため、会場の盛り上がりに乗り切れなかったことが心残りだ…。次回、来場する機会があれば、もっとクリエイターのことを学んでからにしたい。ちなみに次回のユーフェスは、11月11日に開催予定だ。

■ユーフェス

 クリエイターとファンの接点を作ること、クリエイターの活動の幅、可能性を広げることを主目的としたイベント。15年に東京・豊洲で初開催。16年には全国6都市(大阪、広島、仙台、名古屋、福岡、東京)に規模を拡大。総来場数は1万5000人を記録した。17年はパシフィコ横浜で開催し、1万2000人が来場した。今回は幅広い層が目的別に楽しめるよう、ミュージック、ガールズ、ゲーム、キッズの四つのジャンル別で開いた。10代~20代前半の女性を中心に2日間で1万人が来場した。

キッズの会場は親子連れが多く穏やかな雰囲気。クリエイターが科学実験などを行った
ゲーム会場では、クリエイター同士で対決するなどした

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