台風10号 商業施設や工場が7日臨時休業 施設への被害はなし

2020/09/07 15:50 更新


 大型で強い台風10号が9月6日から7日朝にかけて九州の西の海上を通過し、多くの商業施設や工場が営業時間短縮や臨時休業した。気象庁の事前の会見などを受けて、JR九州や西日本鉄道などの交通機関が計画運休を発表。各社も5日に閉店時刻の繰り上げや臨時休業を決めるなど、早めの対応を行った。各地で停電や大雨の被害はあったものの、施設への被害は見られなかった。

 福岡市の天神及び博多地区の商業施設は6日に午後3時などに閉店時刻を繰り上げ、7日はアミュプラザ博多やソラリアプラザなどほぼ全施設が臨時休館した。エフ・ジェイエンターテインメントワークスが運営するキャナルシティ博多など4施設は7日臨時休館。パークプレイス大分は7日は午後1時から営業再開とした。井筒屋本店や鶴屋百貨店、アミュプラザの鹿児島やおおいたも7日臨時休館した。

 イオングループでは7日、イオンモールがイオンモール宮崎など開店時刻を遅らせた一部を除き、専門店ゾーンを臨時休業した。イオン九州も大型SCの専門店ゾーンはイオンモール鹿児島などの一部を除き臨時休業、GMS(総合小売業)「イオン」「イオンスタイル」は各県別で臨時休業や午後3時など開店時刻を遅らせるなどした。

 第一紡績(熊本県荒尾市)は、「本日は念のため休業」とし、物的な被害状況は今のところない。旭化成の工場が集中している延岡地区(宮崎県延岡市)や山喜の長崎工場、高山CHOYAソーイングの鹿児島工場、長崎ワコールなども被害はなかった。



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