TSIホールディングス 社内横断でサステイナブルイベント開催

2025/11/13 06:28 更新NEW!


グループの各ブランドメンバーが訪れて環境配慮素材を手に取った

 TSIホールディングスは、グループ社員向けの啓発イベント「サステナビリティウィーク」を本社東館1階エンタメエリアで開いた。SDGs(持続可能な開発目標)推進部が主導し、環境に配慮した物作りを多角的に学ぶ機会を社員に提供した。

 初日は英ブランド「マザーオブパール」がサステイナブルブランドへ転換する過程を描くドキュメンタリー映画『ファッション・リイマジン』を上映した。同業他社も招いて共に鑑賞した。

 2、3日目はTSIの生産統括部とSDGs推進部が共同で「サステナブル素材・製品展」を開いた。シンコムアグリテック、スパイバー、MNインターファッション、豊島、スタイレム瀧定大阪の5社が参加し、各社の取り組みやTSIグループの独自基準を満たした環境配慮素材などを紹介した。社員が素材に触れながら説明を受ける機会を設け、商談もした。最終日は外部講師を招き、リセール市場の最新動向をテーマにセミナーなどを行った。

 SDGs推進部長の本宮靑芸氏は「規模の小さいブランドが単独で環境対応を進めるのは難しいが、横断的に集約することで可能になることもある。こうした取り組みが他社にも広がれば、業界全体の発展につながる」と話した。

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