TSIゴルフ成長の立役者、仙座学執行役員に聞く 愛と誇りの好循環

2021/10/07 06:28 更新会員限定


仙座執行役員

 TSIのゴルフ事業が好調だ。上期(3~8月)の全5ブランドの合計売上高は、過去最高の110億5000万円(一昨年同期比19.5%増)、主力「パーリーゲイツ」の上期売上高(派生ラインの「マスターバニーエディション」など含む)は、71億3600万円(13.8%増)となった。パーリーゲイツの立ち上げに関わり、ゴルフウェア市場で“TSI帝国”を築いたと言える仙座学TSIホールディングス執行役員に、ゴルフ事業の歩みと今後の展望を聞いた。

(杉江潤平)

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夢にも思わず…

 パーリーゲイツがデビューしたのは32年前。当時のゴルフウェアはオジサンぽいものしかなく、サンエー・インターナショナル(現TSI)のメンズ部隊にいたメンバーで、「自分たちが着られるおしゃれなものを」と立ち上げました。しかし、初めは大変で、ポロシャツを作っても、一度洗うと襟が伸びてしまったり、丈が短くなってしまったり。発売後しばらくはなかなか売れず、3年で4億円ほどが消失しましたね。

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