TSIのゴルフ事業が好調だ。上期(3~8月)の全5ブランドの合計売上高は、過去最高の110億5000万円(一昨年同期比19.5%増)、主力「パーリーゲイツ」の上期売上高(派生ラインの「マスターバニーエディション」など含む)は、71億3600万円(13.8%増)となった。パーリーゲイツの立ち上げに関わり、ゴルフウェア市場で“TSI帝国”を築いたと言える仙座学TSIホールディングス執行役員に、ゴルフ事業の歩みと今後の展望を聞いた。
(杉江潤平)
【関連記事】パーリーゲイツ 「レオンポケット」装着専用ウェア発売
夢にも思わず…
パーリーゲイツがデビューしたのは32年前。当時のゴルフウェアはオジサンぽいものしかなく、サンエー・インターナショナル(現TSI)のメンズ部隊にいたメンバーで、「自分たちが着られるおしゃれなものを」と立ち上げました。しかし、初めは大変で、ポロシャツを作っても、一度洗うと襟が伸びてしまったり、丈が短くなってしまったり。発売後しばらくはなかなか売れず、3年で4億円ほどが消失しましたね。