有力ショップに聞いた23年春夏の結果は、「スタンダード&ワーク」が人気だった。Y2Kファッションの流れを受けて、カーゴパンツやデニムパンツが売れた。立ち上がりから大きく順位を上げたのはサングラスだ。マスクの着用義務が個人の判断になり、久しぶりにアイウェアの需要が高まった。関連して、リゾートやオケージョン向けのドレスも動いた。
(松本寧音)
いずれも肌見せがポイント
トレンドテーマは、スタンダード&ワークがけん引した。キーとなったのは、ワーク調のデザインボトム。
今シーズンは、クロップトトップと合わせて、ガーリーに見せる着こなしが支持された。「90年代のムードを大人に向けてスタイリングで提案した。特にシアーアイテム、変形デニムパンツやカーゴパンツ、ペインターデニムパンツなどの反応が良かった」(ドゥーズィエムクラス)。
発注時に注目されていた「ボディープライズ」は、夏にかけて本格的に動いた。「見せるランジェリーがいつにも増して好調。ローライズボトムのウエストからランジェリーをのぞかせるスタイリングが人気で、セットで動いた」(リステア)、「センシュアルで女っぽさが際立つ素材、デザインが好調」(エストネーション)、「ヘルシーな肌見せのシアー感のあるドレスやカーディガンが、かなり早い時期に完売した」(アデライデ)など、多くの声が挙がっている。
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