24~25年秋冬トレンド解説 ②エキセントリックスタンダード 普通をひとひねり

2024/04/10 15:00 更新有料会員限定


 スタンダードの進化が止まらない。24~25年秋冬もスタンダードにひねりを加えた「エキセントリックスタンダード」が主力トレンドとして注目されている。多くの人が一枚は持っているベーシックな白シャツやクルーネックのセーターなどをベースに、新しいスタイルを提案する。着丈や量感を変えるだけでなく、今シーズンはスタイリングの仕方がポイントとなる。

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 スタンダードを軸にしたスタイルは、コロナ下からの継続トレンドだ。日常を過ごすスタイルは気取らずに気軽なものがいいけれど、さりげなく変化を取り入れたいという今の気分を反映しながら進化し続けている。当初はカジュアルが中心だったが、何シーズンもトレンドが続くうちにエレガントな要素が加わってきた。

 今シーズン、特に目を引いたのは着方の変化。着方に遊びを加えることでフォルムに自然なギャザーが加わり、どことなくエレガントになる。「ドリス・ヴァン・ノッテン」は、カジュアルなスウェットとハーフパンツのスタイリングをひとひねり。スウェットトップの身頃をひねって首元に袖を巻き付け、自然な布の動きをプラスした。

ドリス・ヴァン・ノッテン

 「JWアンダーソン」のゆったりとしたクルーネックセーターは、ウエストに袖をぐるっと巻き付けたような自由なデザイン。自然なギャザーやドレープがフェミニンな表情を生む。ジョナサン・アンダーソンは「ロエベ」でも同様の技を取り入れており、ビッグサイズのシンプルなシャツは、ウエストに取り付けられたベルトを締めることで身頃にギャザーが生まれる。ラフなスタイルのようだが、計算されている。

JWアンダーソン
ロエベ

 対極にあるものを組み合わせて、スタンダードに変化をもたらすのも今シーズンの特徴だ。マスキュリン×フェミニン、粗野なツイードとエレガントなサテン、構築的なテーラードジャケットと動きのあるニットや透け感のあるオーガンディといった具合。

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