23～24年秋冬トレンド解説⑥ウォームコンフォート　温かく体を包み込むエレガンス

　23～24年デザイナーコレクションで、体を温かく包み込むスタイル「ウォームコンフォート」が新トレンドとして浮上している。大きなブランケットを体に巻き付けたり、頭からフードをすっぽりとかぶったり。ボアやシアリングなど毛足のある素材が多く使われている。

（青木規子）

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　継続トレンドが多い23～24年秋冬コレクションにおいて、「ウォームコンフォート」は全く新しい流れとなる。主流のシンプルでモダンなスタイルは直線的だが、体を包み込むスタイルはあったか素材が重なって丸く柔らかいラインを描く。

　布を重ねることで、ぬくもりや安心感が生まれる。優しいムードだが、オフのリラックススタイルではなく、エレガントなオンの着こなしに落とし込むのが特徴だ。

アウターをレイヤード

　特徴はスタイリングにある。軸になるのはコート。ダブルブレストのマキシ丈コートや首からすっぽりと覆うポンチョ、ファーコート。コートの上にブランケットやマフラーを巻き付けて、あったかスタイルを完成させる。