福利厚生を充実させることは、社員の士気向上、人材の確保と定着、生産性向上、社会的評価など多くのメリットがある。企業の成長と社員の幸福度を向上させる重要な取り組みだ。女性の活躍推進、男性の育休取得推進なども加速するほか、互いの信頼を高め合う働き方も増えている。
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フェムテックの活用も
伊藤忠商事は「朝型フレックスタイム制度や、健康経営としてのがんと仕事の両立支援策」を導入する。そのほか、社内託児所や出産後の早期復職支援手当など仕事と家庭の両立支援策も行う。女性向けには卵子凍結補助、不妊治療支援などフェムテックの活用、男性には育児休業必須化を進める。
八木通商は在宅勤務の導入、「産休・育休制度」の確立などワークライフバランスを支援する。