東洋紡、女性の活躍さらに後押し 4月に保育施設 

2018/01/05 04:29 更新


4月から大津市で運営を始める保育施設

 東洋紡は女性活躍推進の取り組みを強めている。20年度までに女性比率を総合職の15%(現在11%)、管理職の数は15年度比で倍にする目標を定め、研修や環境を整備している。その一環として春から、総合研究所に同社初の保育施設を設置する。

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 大津市の総合研究所に保育施設「おーきっず」を設け、4月から運営を開始する。育休後の職場復帰を望む従業員に対して、早期復職や計画的な復職を支援し、待機児童問題などを抱える公的保育との隙間を埋める。

 同社は15年6月に人事部内に女性活躍推進グループを新設し、女性の採用増やキャリア形成促進に取り組んでいる。全社の女性比率29%に対し、総合研究所は38%と高く、女性従業員の定着・育成のため、17年から導入したベビーシッター支援制度に続いて環境を整えた。

 同グループでは女性社員や同僚、上司ら延べ約300人にヒアリングを実施し、研修や支援制度に反映する。総合職向けに「ビジョン構築セミナー」を実施しているのに加え、17年から「女性リーダー育成セミナー」を開始。一般職向けにもモチベーション向上を狙った「e-ジョカツ」を8人のメンバーで始め、新しい働き方のアイデアを検討してもらっている。

 「人手不足もあるが、ダイバーシティー(人材の多様性)の観点からも女性活躍推進が重要。中間材メーカーの我々も女性の感性を生かし、多様な意見を事業に反映させたい。5年、10年、20年先に成果が出てくれれば」(楢原誠慈社長)と、中長期で取り組む構えだ。

4月から大津市で運営を始める保育施設


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