タイの東レグループは、足元の状況が堅調ながらもROIC(投下資本利益率)を重視した経営で事業の選択と集中を進める。「タイで他にはない付加価値品を作るため開発で仕掛ける」と複合紡糸技術「ナノデザイン」の設備を合繊糸製造のTTSに導入、来年度に稼働する。ナノデザインの設備は、日本、中国に続き3カ所目。導入を機にタイの研究、開発拠点としての位置付けを高める。
(高田淳史)
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