ロシア・ウクライナに続き、昨年はイスラエル・パレスチナでも紛争が起こるなど、世界情勢は不確実性を増している。変化の激しい時代にどうかじ取りをしていくか、素材メーカー各社のトップに聞いた。
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価値創出力に磨き
――昨年4月から新しい中計がスタートした。
中国経済の回復の遅れや、欧米の金融政策による景気鈍化など、中計で当初想定した事業環境は大きく変わりましたが、経営施策や課題をいち早く設定し、対応した1年でした。中計で設定した課題は、着実にスケジュール通り対応できたという自負はあります。
特に成長領域として「サステナビリティイノベーション事業」「デジタルイノベーション事業」を設定し、事業横断でのEV(電気自動車)、半導体関連、サーキュラーエコノミー対応などエンドユーザーとの接点を生かしたプロジェクトがスタートしました。
――環境変化対応の事業構造改革を進めている。
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