「スーツ好きがドレスアップして集う場を作りたい」と日本オーダースーツ技能認定協会(JOSSCA、田中顕司郎代表理事)は今秋に東京でイベント「東京スーツフェス」を開催した。先行してスーツ愛好家らが丸の内の仲通りを練り歩く「東京スーツウォーク」も実施した。コロナ禍にスーツ離れが加速したが、改めてファッションとしてのスーツの魅力を伝えようとする業界横断型の試みが始まった。
(大竹清臣)
東京交通会館で開いたスーツフェスには同協会のマイスターを中心としたスーツ店だけでなく、関連企業(生地メーカー、縫製工場、ネクタイ、スカーフ、靴、帽子)など15社がブース出展した。業界関係者はもちろん、一般消費者を含め、スーツが好きな人の学びの場、スーツの購買、事業を志す人、企業間取引にもつながる場と位置付けた。