23~24年秋冬に向け、7月に開かれた国際素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ、ミラノウニカ(MU)には、見本市常連の商社・コンバーターを中心にブースを構えた。人気素材から傾向を探った。
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天然繊維×テック
メンズブランドの来場が多いミラノウニカ(MU)では、スポーツ・アウトドアテイストに似合う外観や高い機能性を持った天然繊維が台頭した。
スタイレム瀧定大阪は、一般的にポリエステルが多いフリースをウールで表現。ウールジャージーを圧縮し、柔らかな毛が絡み合うもこもことした生地に仕上げた。
サンウェルは、アウトドア衣料やテント地などによく使われるリップストップを、オーガニックコットンで織った。