――昨年を振り返って。
当社は欧州事業の比率が大きく、欧自動車メーカーが注力していたEV(電気自動車)の変調、中国経済の異変などの影響を受けました。欧州は電気代や労務費の上昇に加え、EVの減速で厳しい環境にあります。25年はアラミドの中国向け光ファイバー用途など上向く気配がありますが、全体として昨年の傾向が続くと見ています。
欧州は再生可能エネルギーや天然ガス中心でそのコスト負担が響いていますが、その戦略が間違っているとは思いません。サステイナブルな世界を目指し、循環型にしていく方向性は変わらないでしょう。
新たなポートフォリオ
――事業再構築を進めている。
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