瀧定名古屋は今期(23年1月期)、売上高が2ケタ増収で着地する見通しだ。利益については、原燃料高や生産コスト上昇、円安などの影響もあり、厳しく見ている。好調だったのは、服地部門。婦人服地では「自家生産など原料まで踏み込んで長期的にビジネスを組み立てた」(瀧健太郎社長)ことで、長期と中期それぞれの視点でビジネスが拡大した。国内縫製のキャパシティーがタイトになる中、短期的なビジネスはやや苦戦した。
(森田雄也)
紳士服地については、これまで取引先が店舗を減らすなどで、生産について慎重な姿勢が多かったものの、今期は前向きな商談ができる企業が増えた。また、機能素材やサステイナブル(持続可能な)素材の打ち出しも順調だった。
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