タキヒヨーは初となる部門横断の総合展を東京で開催した。開催にあたって、板倉秀紀取締役常務執行役員は、「取引先にまだ知らない当社の領域を訴求する機会になる」と強調し、新たなビジネスに結び付けたい考え。展示会は、サステイナブル(持続可能な)提案を軸に、レディスやキッズ、メンズのアパレル製品、コスメなど同社の総合力を発信した。百貨店や大手専門店、セレクトショップなど、2日間で約70社が来場した。
(小坂麻里子)
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会場のメインに設置したのは同社のサステイナブルの取り組みを説明したパネル。GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)をはじめ、同社が取得する認証システムを一覧にしたほか、縫製工場の裁断くずや古着などを回収・再生する循環システム「ノー・ウエイスト」、ハイケムと共同開発するPLA(ポリ乳酸)の新素材「ハイラクト」などを実物と共にパネルで展示した。
アパレル製品は24年春夏物のレディス、メンズ、キッズ、23~24年秋冬物のEC向けやニット製品を展示した。ほかにもサウナ関連グッズや伊コスメブランド「レルボラリオ」などバリエーション豊かだ。
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