タキヒヨーは今期(24年2月期)、主力のアパレル・テキスタイル事業の収益改善を進め、連結業績の黒字体質を定着させる。同事業のセグメント損益は、円安、原材料価格の高騰などから前々期は26億円の損失が発生、前期は改善したものの4億円弱の赤字が残った。この間進めてきた商品企画から生産までトータルで提案できる体制作りや、独自の開発素材の海外販売、ゴルフウェアブランドの拡大などで同事業の4期ぶり黒字化を目指す。
(神原勉)
【関連記事】タキヒヨー サステイナブルに特化したサイトを開設
今期の連結業績は売上高600億円(前期比2.9%減)、営業利益4億円(323%増)、経常利益4億円(31.7%増)、純損益4億円の黒字(前期は2億8200万円の赤字)を予想する。減収となるのは、「売上高だけを追求すると利益を伴わない売り上げも求めるようになる。利益を重視し、売り上げを偏重しない」(滝一夫タキヒヨー社長)という考えから。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!