サーキュラーエコノミー実現のためには、循環型サプライチェーンに関わる各ステークホルダーが提供する製品やサービスに、透明性の高いトレーサビリティー(履歴管理)関連情報などの共有が不可欠となる。国際的には、循環型社会に資する製品であることを証明するデジタルプロダクトパスポートの導入が検討されており、これら新しい事業環境への対応が喫緊の課題となっている。
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環境対応指標を開示
丸紅は、オランダのサーキュライズが開発するトレーサビリティープラットフォームを訴求する。ブロックチェーン技術などをベースにサーキュライズが独自開発した「スマートクエスチョニング」技術により、製品の設計・仕様、加工条件、リサイクル履歴などのトレーサビリティー関連情報や、カーボンフットプリント、リサイクル比率などの資源効率を示すデータ、第三者認証情報といった環境対応指標をユーザーに開示するものだ。