社労士等に依頼すると何故着手金が必要?(助成金なう)

2018/07/22 07:00 更新


わたしたち株式会社ナビットは、全国の助成金・補助金情報の検索サイト「助成金なう」を運営しております。このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます。助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!

*助成金なうの過去ブログはこちら

助成金の申請を専門家(基本的に社会保険労務士)に依頼をすると、着手金を請求されるケースと成功報酬のみとされるケースがあります。

多くの企業様は後者を選ばれるのではないでしょうか?

実は、社労士のように助成金に携わる専門家から見ますと、前者の専門家の方が信用できます。もちろん、前者にも後者にも様々な専門家が存在します。前者なら全員信用でき、後者なら全員信用できないなんて言うことはありません。では何故着手金を請求する専門家の方が、より信用できるケースが多いのでしょうか?

もし皆さんが逆の立場で、着手金をもらってしまった場合と、まだ1円ももらっていない場合、同じ仕事を頼まれたらどちらを優先しますか?

もちろん着手金をもらった場合かと思います。だって、「お金もらっちゃった!」となりますからね。

それは支払った側も同じです。もし数万円の着手金を支払ったとすると、「お金払ったからちゃんと助成金が欲しい!」となりますよね。

そうすると、依頼先から「就業規則を送ってください!」とか、「いつからいつまでの出勤簿と賃金台帳を送ってください!」などと言われたとき、すでに着手金を払った場合は、何としてでも期限までに揃えるでしょう。もし着手金を払っていなくて、その時忙しければ、「もういいや、1円も払っていないし」となることは考えられませんか?


つまり、着手金を請求してくる専門家は、助成金獲得に向けての経験値、本気度が高いケースが多いのです。着手金の重要性を判っている。だからこそ請求してくるのです。

ただし、万が一助成金獲得ができない場合、着手金の扱いをどうするのか。そこだけは決めておいたほうが宜しいかと思います。後に揉めないためです。

例えば、「着手金は返金しない」や「社労士等の明らかなミスの場合は返金する」などです。

また最近では、着手金や成功報酬と言ったやり方ではなく、「助成金専用顧問」のような形をとり、毎月いくらかを支払う(いただく)代わりに、着手金や成功報酬をなくすケースも増えてきています。

この現象は、助成金受給は、「単に専門家に頼んだら獲得できる」というイメージではなく実際は、「その為の環境が整っていないと獲得できない」ということに、気がつき始めた企業が多いことが背景としてあります。

そんな社内の諸整備も含めて、専門家に頼むことが、案外助成金獲得の近道で安上がりだったりします。


本日は以上になります。今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。是非、ご活用下さい!


▽全国の助成金・補助金検索サイト「助成金なう」はこちらから!

▽ご質問・ご相談は「みんなの相談室」まで!


ナビットが運営するサイト「助成金なう」では、官公庁や地方自治体、財団・協会で公示されている全国各地の助成金・補助金を検索できる。また、旬な助成金・補助金のご紹介、助成金・補助金に関する疑問や基礎知識をわかりやすく解説するサービスも行っている。個人事業主や大手企業から、社労士や税理士など、業種・規模を問わず幅広い層が活用している



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事