ストライプ「コエ」 トム・ブラウンとラストコラボ

2018/10/05 10:58 更新


 ストライプインターナショナルのメンズ、レディス、キッズブランド「コエ」は、デザイナーブランド「トム・ブラウン」との協業商品のラストコレクションを発売した。実店舗は東京・渋谷のホテル併設型店舗「ホテルコエトーキョー」のみで扱う。2月にオープンしたホテルコエ全体は計画並みの推移という。

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 協業当初から、今回の5シーズン目がラストと決めていたという。テーマは〝プレッピーなお茶会〟。日本の茶室がデザインコンセプトであるホテルコエのイメージとリンクさせ、さまざまなピッチのコーデュロイ、カラーブロックなどをプレッピーに表現した。メンズ12型、レディス9型で、6900~5万9000円。ホテルコエはすでに9月29日から販売、ECは10月5日から販売する。

 ホテルコエは、欧米などのインバウンド(訪日外国人)を中心に客室の稼働率が高い。1階は、DJなどの音楽イベントで認知が広がり、ポップアップスペースは他社への場所貸しの引き合いも多い。レストランは近隣ワーカー、観光客、地元住民など時間帯によって客層が異なる。コエの服を販売する2階は午後9時~11時は無人レジで運営しているが、購入決定率が高く1階やホテルからの回遊もあるため、「店を開けておくメリットの方が大きい」と同社。

 ホテルコエ以外の既存店は「前年比も予算比でも売り上げは好調」で商品と客層もマッチしているとみる。今後はホテルコエの話題性をいかに波及させるかが課題だ。一方で渋谷などの都心店の客に向けては、より高感度な商品企画も検討する。

〝プレッピーなお茶会〟をテーマにしたラストコレクション


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