スタートトゥディ大蔵氏「取扱高5000億円見えた」

2017/08/14 04:30 更新


 「目標にしてきたゾゾタウンの商品取扱高目標5000億円はすでに見えた。想定より2年早く成長しており、物流拠点の拡張を急ぎたい」。スタートトゥデイの大蔵峰樹取締役は、一棟賃貸契約した「プロロジスパークつくば1」起工式で、「ゾゾタウン」の急成長ぶりについて語った。

 物流拠点は現在、千葉・習志野周辺に三つあり、延べ床面積約10万平方メートルのプロロジス習志野4で入出庫を行い、他の二つは保管機能に絞っている。ここ1、2年、商品取扱高が急拡大して前期(17年3月期)は2120億9000万円(前年比33%増)。今第1四半期(4~6月)も595億7400万円(前年同期比40・9%増)と伸ばし、「成長速度が2年早く巻いている」(大蔵取締役)。

 物流倉庫拡張は取扱高の増加に対応するため。注文件数が増えるだけでなく、商品単価が下がって出荷数が急激に増えたのも一因。プロロジス習志野4の出荷配送の能力不足が生じているため、延べ床面積約7万平方メートルのパークつくば1(18年9月末完工予定)で入出庫機能を拡張、西日本までをカバーする。

 パークつくば1と習志野4の保管商品の仕分けについては、購買データなどから検討して、取引先に伝えていく予定。習志野と同様のマテハンを入れ、数年以内に新しい機器導入を検討する。パークつくば1の隣に「パークつくば2」建設が予定され、成長次第で賃貸契約を視野に入れているという。

 入居が決まっている千葉県印西市のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」は2、3階と4階の一部の約5万8000平方メートルで、9月稼働予定。



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