繊研新聞社が国内スポーツメーカー、ジャパン社、輸入卸を対象に実施した「22年度アパレル業績調査」によると、前年と比較可能な20社(100%子会社除く。売上高規模1億円が対象)のスポーツウェア売上高(推定値含む)の合計額は前期比12%増の5645億8100万円だった。前年に続きアパレル業界全体の伸び(10.2%増、8月2日付参照)を上回り、スポーツ業界の堅調ぶりが分かった。
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相次ぐ最高売上高
前年度と比較可能な回答企業20社のうち、スポーツウェア売上高で増収したのは16社で、前年度の19社から3社減ったが、2ケタ増収企業は11から12へと増えた。スポーツイベントの再開や行動制限の緩和がプラスに波及したほか、商品の供給体制も安定化し、販売機会ロスを防げた。その結果、アシックスやミズノ、ゴールドウインなどは前期、過去最高売上高を達成した。
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