スポーツ用品関連上場企業の23年度第1四半期(4~6月)連結業績は、行動制限の緩和で明暗が分かれた。水泳を含む屋内外のほとんどの競技大会が通常開催され、競技系が好調に推移した一方、レジャーの分散化に伴いゴルフやキャンプなどが苦戦した。原材料価格の上昇や円安による仕入れコスト・人件費の増加などによる営業減益も目立つ。
2社が過去最高益
ミズノ、ヨネックス、ゴールドウインは、第1四半期として過去最高の売上高となった。ミズノはサプライチェーン混乱の影響を大きく受けた前年同期から回復するだけでなく、野球やフットボールなど主要競技が好調だった。ゴールドウインは登山需要の本格回復に加え、日常着に高機能素材を採り入れるトレンドを捉えた。
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