ITのスペースエンジン 次世代型ショップをオープン

2019/04/22 06:28 更新


 スペースエンジン(大阪市、野口寛士社長)は〝次世代型〟ショップ「オルター・バイ・スペースエンジン」を東急プラザ銀座内にオープンした。

 スペースエンジンは、ITのスタートアップ企業で、「世界初」という店舗シェアリングサービスを提供している。メーカーやブランドが販売したい店舗にアプリを通じて販売依頼をし、小売り側がリクエストを承諾すれば、店舗で販売ができる。これまでHEPファイブや西宮ガーデンズなどが参加し、今回の東急プラザ銀座も同様の取り組み。年初に開いた期間限定店が好評だったことから、4階で実施することになった。

 商品はワンダープロジェクトが誘致した。「アユミ・ミツカネ」「チドリ」「セイジ・イノウエ」など気鋭の12ブランドがラインナップ。野口寛士社長は「これまでは加工食品やガジェットの扱いが多かったが、今回はアパレルなどファッションをターゲットにした」という。訪日外国人客が多い特性から、「土産物感覚の分かりやすい商材を選んだ」と同プロジェクトの中川拓さん。

 今回初めて「後払い決済」を取り入れた。その場でSMS認証等で本人確認し、そのまま商品を持ち帰ることができ、LINEペイなどで支払う仕組み。商品にはQRコード付きのPOP(店頭広告)を添えており、LINEのトーク上で商品説明や動画を見ることができる。

 当面は5月15日までの運営だが、動向を見ながら館との話し合いで延長の可否を決める。

 アプリのリリースは昨年12月で、同サービスの登録企業は約2000社に達し、加工食品のたらみなど大手も少なくないという。売り上げの35%が販売委託料、アプリ利用料が15%、残りが出店者に戻る。

アートとファッションの融合をテーマにブランドを揃えた


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