シキボウの繊維部門とアンリアレイジは11月から、シキボウの抗ウイルス素材を主軸にした共同プロジェクトを始める。シキボウは「アンリアレイジのブランド価値と当社の繊維製品の技術力を相互活用し、それぞれの強みを生かしながら事業を拡大・発展させる」と協業の目的を述べた。具体的には、アンリアレイジ社長で、デザイナーを務める森永邦彦氏による別注ユニフォームの生産や、エンターテインメントイベントのグッズ生産などを予定している。
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森永氏のコメント
今までブランドを長く続けてきて、自分たちの力でやれれば、という考え方があったが、専門的な技術を持った企業の強みを生かし、外の企業と結びつく事業に可能性を感じている。シキボウさんは衛生関連などの素材作りに長けているし、様々なユニフォーム、寝具、医療など様々な事業に取り組んでいる。僕たちのクリエイションとデザインの力を合わせ、ファッションに止まらない分野にアウトプットしていきたいし、今までにない価値を作っていきたい。