「衛生機能を活用したクリエイションは継続テーマの一つになる」と語るのは、「アンリアレイジ」のデザイナー、森永邦彦氏。21年春夏のパリ・コレクションでシキボウの抗ウイルス機能加工「フルテクト」を初めて採用して以来、同加工技術の活用を続けている。
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1月にはロックバンドのサカナクションのライブグッズ、オンワード樫山との協業ブランド「アンエバー」のトレンチコートにもフルテクト加工素材を使い、いずれも「すぐに完売して、想像を超える反響だった」と話す。「メディカルやヘルスケアに関わるテクノロジーは、これからどんどんファッションの領域に入っていくと思っている」という。