「109という館を表現して、これまでにない独自のECサイト作りに挑む。情報が得られて商品が買えるオムニチャネルを創造する」――東急モールズデベロップメント(TMD)は「シブヤ109ネットショップ」を今秋に再編する。
改編の軸は「ECと館・テナント情報発信の統合」と「テナントとの在庫連携」。メディア機能を充実し、EC在庫を手厚く持ち、リアルとネット双方で109ユーザーへのサービスを拡大する。
今回のネット再編は、商業施設が今後成長する上でECが重要な役割を担うとみて再強化するもの。15年10月にブランド統括部を新設し、既存ECとは別組織を作って、リアルの館の魅力をネットで表現する新サイトを構想している。
「109の魅力は、ファッションテナントと、館で働くショップスタッフ。この魅力を表現することがEC売り上げ最大化につながる」(沢辺亮経営企画本部ICT戦略部シニアマネジャー)。