東急、京王電鉄、東京地下鉄の共同出資会社で、渋谷駅直結の大型複合施設を運営する渋谷マークシティは、商業ゾーンの売り上げが大きく寄与し、24年3月期の事業収入が2期連続で過去最高を更新した。東急から出向し、前期まで常務営業部長だった江柄好朗氏が今期から社長に就任、25年4月の開業25周年とその後の街の変化を見据えた改装と販促をさらに強化する。今期も最高額の更新を目指す。
(有井学)
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23年度の商業ゾーンの売上高は152億円(前期比17.3%増)、19年度比で27%増となり、過去最高だった13年度の131億円を上回った。19年度超えは2期連続。19年6月から22年2月に実施した全体の約7割を刷新する大型改装と、21年12月に開始した犬のマスコットキャラクター「マーク君」「シティ君」を活用した販促策などで成果を上げた。